猫団DDオンライン

ド ラ ゴ ン ラ ン ス
竜槍戦争本編

第1章:廃都の黒竜

第2話「ザク・ツァロス」


猫団PCたち  PC名(プレイヤー名)/種族(背景)アライメント、クラス・レベル。
ファイクハイト(TAO) ヒューマン(辺境育ち)混沌にして中立
・ローグ1/ウォーロック4
ペテルギウス(てまだ) ヒューマン(ソラムニアの騎士)秩序にして善
クレリック(規律)5。
ベライオス(NOMU) ヒューマン(ソラムニア騎士)秩序にして善
パラディン(復讐)5
ラオ(ごしま) ヒューマン(上位魔法の塔の赤魔道士)真なる中立
ソーサラー5 

主なNPCたち

ゴールドムーン 青水晶の杖(ブルークリスタルスタッフ)を持つ、東の平原ケ=シュ族の長の娘。杖をザク・ツァロスへ返納するのが今回の任務だが、敵のドラゴン軍も杖を狙っていた。

■沼地へ


闇の森の長からペガサスの力を借りて、イーストウォール山脈の真ん中を突っ切るフォアセイクン峠まで空の旅をした猫団。脇道にあったドワーフ遺跡でアウルベアを倒して、ようやく一晩過ごしたところであった。この峠を抜ければ、目的地であるザク・ツァロスまですぐだ。


ついにザクツァロスの沼地へ入る。


ザク・ツァロスとは、もともと廃都と言われているように、昔は中央東海岸にミシャカル神の本拠地もある繁栄した大都市だった。
だが「大変動」という未曾有の大災害が世界中に起き、都市の建築物のほとんどは落盤して地下に埋もれたと言われている。
そしてその元の場所はすっかり雨が溜まり、巨大な沼地を形成していたのだ。それ以降、ここは別名「呪われた土地」とも言われている・・。


そんな沼地の中を進む猫団。水場には倒れた巨木が橋代わりになっていた。だが途中、見知らぬ種族と遭遇する!それは、爬虫類・・そう、ドラゴンのような顔つきで、尻尾と小さな羽根の生えた、まるでドラゴン人のような生物であった。彼らは自分たちでどうやら「ドラコニアン」と呼んでいるらしい!


謎の新種族「ドラコニアン」と戦う猫団。


敵を倒した途端、石化しはじめるペテルギウス(てまだ)
やつらはゴブリンよりはしぶとかったが、それだけでなく、倒してから数秒でドラコニアンの身体が石になって爆散するという特性があったのだ!・・その厄介な性質に、今後は気を付けなければならなかった。
幸い、ゴールドムーンの持つ青水晶の杖の力は、その石化を治す力(レッサー・レストレーション)をも秘めていた!


さらに沼地を進む猫団。廃墟だらけの沼地に、何か新しき建造物を発見する。近づいてみることに。



その正体は、ドラゴン・・の姿に似せた、藤(とう)の作り物だった。


その周りを、あのドラコニアンたちが崇めている儀式に出会ったのだ。猫団はこっそり隠れて、火の玉呪文の応酬で全滅させた。どうやらドラゴンはドラコニアンにとって、神のような存在らしい。


その先は、唯一沼地の中で残っていたザクツァロスの古い建築物が姿を表す。
ミシャカルの神殿が残っており、さらにその手前には、人間が使うには大きすぎる巨大な井戸があった。



なんと、井戸からは巨大な竜が!
ここに巣を持つオニクスという名前のエンシェント・ブラックドラゴンだった!

オニクスの恐怖の波動で、猫団のほとんどが恐怖ですくみあがる!
なんとかラオ(ごしま)マジックミサイル連弾をかますが、かえりうちに爪で身体をえぐられてしまう。
それ以上はさせじと、ゴールドムーンがサンクチュアリでラオを守った。だがまるで歯が立たない猫団をあざ笑うかのように、黒竜は空をいったん旋回すると、そのまままた井戸の穴に突っ込んで帰っていったのだ・・。明らかにこれは警告であった。

■ミシャカルのお告げ


竜が去った後、その先にあるミシャカルの神殿へ。ここだけはかつての都の姿が唯一残っていた。


神殿に入り、巨大なミシャカル像を見つける。
ゴールドムーンは青水晶の杖を返納するが、その時、ミシャカルのお告げが!

「最愛の子らよ、
神々は人に背を向けたのではなく、人が神に背を向けて偽りの神々を捜し始めたのです。
しかし、暗黒の時代は終わりを告げるでしょう。
クリンは大いなる試練に直面しようとしています。
そのとき、人は真実を求めるでしょう。
あなた方はその真実を取り戻し、クリンの均衡を回復せねばなりません。
この寺院の奥深くに、あなた方が私の力を受けるために必要とするプラチナの円盤、ミシャカルの円盤があります。
それを取り戻しなさい。
円盤はドラゴンの洞窟にあり、簡単にはできないでしょうが。
しかし私の祝福した杖を掲げるのであれば、大いなる力が貴方たちに訪れるでしょう。
行きなさい、本当の人々の導き手を捜すのです!」

どうやら、ミシャカルの円盤を手に入れる事が勝利への鍵らしい!だがそれをこの寺院の地下のどこかにあるようだ!


寺院の別のところでは、すでにドラコニアンらが荒らし周っていた!



さらに寺院には、ドワーフ・・というにはずいぶん汚らしく原始的な・・「どぶドワーフ」らにも出会う。どうやら彼らはドラコニアンに使役されているようだが、自分たちはいなくなった族長の娘も探しているというのだ。


寺院の地下は、地下墳墓が広がっていた。だが、地盤がもろくなっており、ところどころ床が抜けて深い穴に落ちる危険があった。


奥へ進む猫団の前に、どぶドワーフの族長の娘、ブープーと出会う。彼女は他のどぶドワーフと違い、少しは言語も知っている利口なドワーフのようであった。なんとか彼女を説得で友好的になると、ドラコニアンらに見つからずに下へ進む秘密の道を知っているというのだ。


ドラコニアンらは南東にある巨大な釜と滑車を使ったエレベーターで下に降りていた。それを避けるように、一行は北東へ向かう。


ブープーが案内したのは、下方へ急激に下がる水道管の入り口だったのだ!
ちょっと怖くはあったが、猫団は仕方なく管へ飛び込むことにした・・!(つづく)


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