猫団DDオンライン

ド ラ ゴ ン ラ ン ス
竜槍戦争本編

第1章:廃都の黒竜

第3話「秘密の通路」


猫団PCたち  PC名(プレイヤー名)/種族(背景)アライメント、クラス・レベル。
ファイクハイト(TAO) ヒューマン(辺境育ち)混沌にして中立
・ローグ1/ウォーロック5/ソーサラー1
ペテルギウス(てまだ) ヒューマン(ソラムニアの騎士)秩序にして善
クレリック(規律)7
ベライオス(NOMU) ヒューマン(ソラムニア騎士)秩序にして善
パラディン(復讐)7
ラオ(ごしま) ヒューマン(上位魔法の塔の赤魔道士)真なる中立
ソーサラー7

主なNPCたち

ゴールドムーン 青水晶の杖(ブルークリスタルスタッフ)を持つ、東の平原ケ=シュ族の長の娘。ミシャカルから「ミシャカルの円盤」を見つけて身に持つよう託された。
ブープー ザク・ツァロスでドラゴニアンに奴隷扱いされている、どぶドワーフの王の娘。この廃都を熟知しており、秘密の通路を猫団に案内する。

★今までのお話
森の王の鹿からミシャカル神のお告げを聞くために、はるか西のザクツァロスへ行くよう助言された猫団。苦難の末たどり着くが、巨大な井戸から突然現れた巨大なブラックドラゴンに脅迫される。
なんとかミシャカル寺院にたどり着き、そのミシャカル女神のお告げで、プラチナの円盤を探すよう言われる。その「ミシャカルの円盤」は、どうやら地の底の廃都にあるようだった。
地下で出会ったどぶドワーフの姫ブープーの案内で、猫団は敵のドラコニアンらに出会わずに、なんとか地下奥深く進めるようになった・・。


■滑り落ちた先は・・

前回、ブープーから下水管の入り口を案内された猫団は、ここから滑り落ちてザクツァロスの下層に行くことに。

途中、足元を流れている水で滑りそうになりつつも、手と足を使って大の字になりながら、一行はこの狭い水道管の中を這っていった。


水道管の終点は、小麦粉の袋だらけの部屋へ・・。どうやらかつてはパン屋だったようだ。


外へ出て、かつては栄華を誇ったこの人間の大都市の廃墟を歩く。その先にはが流れており、そのあたりからこのザクツァロスの全貌が見渡せる場所に着いた。


★それは、思った以上に深い場所に巨大地下都市の廃墟が広がっていた!(が現在地点)。猫団は、あの下に広がる地下に埋もれた都市に行かなくてはならない(地上にある黒穴があの黒竜がいた巨大な井戸。その隣がミシャカル寺院で、猫団はそのから地下の下水管を通ってきた)。


さっそく周囲を探索する猫団。まずは南の薄青く光る部屋へ。


そこにいたのは、オサミスという名の「わずか1つの問い」に答えるためにこの地に残った幽霊だった。もともと猫団は「ミシャカルの円盤はどこだ?」と、非常にシナリオ的に適格な質問をするw

彼によると、やはり円盤は下の都の遺跡にあるようだ。それも大きな部屋に・・。そしてそこにあの地上で出会った黒竜オニクスもいるという・・。だが、滝をそのまま落ちるのは、いくら魔法でも危険だとも忠告してくれる。



滝その次に猫団は、流れる川の向こうの建物を探索する。するとその店らしき跡に、幽霊の衛兵らが、税金の収集に来たようであった。税を払うべき人間はとっくにいなくなっているのであるが・・どうやらその対象を猫団と勘違いして攻撃してきたのであった。

なんとか幽霊たちを撃退して、その先へ進む。粘土の袋だらけの部屋だが、奥になんと転移門(ゲート)があったのだ!

「旅の祠なら、すすもう」

というわけで、猫団は悩まずに入っていったw


■都の中心へ

転移門の行先は、やはりというか、下の都市の端のドームにつながっていた。滝に飛び込むよりはだいぶ楽に進めた。


地下都市の廃墟も、いたるところで川が流れていた。橋がほとんど壊れているので、渡るのに苦労する猫団。



ブープーは皆を父であり、どぶドワーフのパルプ(水道管)大王、ファッジ一世の処へ案内する。


どぶドワーフの王は、「5gpでも払えば喜ぶんじゃね?」と舐めた猫団の態度に怒るが(どぶドワーフとはいえ、さすがに王である彼は物の価値は少しは知っていた)、猫団の必死の説得と、いくつかのマジックアイテムを進呈することで、なんとか友好関係を築けた。


大王からの贈り物は、なんと直接「黒竜の住処」へたどり着ける、秘密の水道管であった!
これで少なくとも、都市にうろついているドラコニアンたちの注意を引かずにすむ。
いきなりのボス戦に挑めるわけだ!



というわけで、地上の井戸で出会ったあの黒竜オニクスと再戦へ!



足元には財宝の山とともに、目的であるミシャカルの円盤があった!

ゴールドムーンがいうには、ミシャカルのお告げで青水晶の杖は対ドラゴンの武器に成りえるという。
ともかく杖で攻撃すればよいと理解し、その役はゴールドムーンでは危険なので、ソラムニア騎士たるべライオス(nomu)が持つことに!
代わりにゴールドムーンはサンクチュアリ呪文をこの勇敢なる騎士に唱えて、敵から守ることに。
さらに猫団の他の者は彼の援護に集中することになった。

ドラゴンは前のように酸のブレスを思いっきり吐くが、すでに経験していた猫団は、酸耐性の呪文や薬を飲んで対応していた。竜への恐怖は、前回で経験した分、今は克服していた。

多弾のマジックミサイルをラオ(ごしま)が放ち、だいぶ重傷になったドラゴン。ついにべラリオスが飛んでいって杖でぶっ刺してとどめをさした。

そのとき杖は最大チャージを放出して自壊する。だがその杖の光の爆発力に、さすがのドラゴンも飲まれて消滅しだす!
だがなんと杖で攻撃していたベライオスも光に飲まれて消滅してしまった!

「あ、相打ち!?」



驚愕する他の猫団たちだったが、その杖の爆発のせいで地盤が壊れここザクツァロス全体が崩壊しだすと、やむをえずここから逃げるしかなかった。

そんな最中、ミシャカルの円盤はなんとか回収したが、欲が出たファイクハイト(TAO)は、宝の山からせめて何か持ち出そうと、落石をよけつつ、魔法の武器を手にした。そのとき、この部屋も崩壊とともに浸水が酷くなる。



猫団とブープーらは、どぶドワーフたちの協力で大鍋のエレベーターに乗って、地上までなんとか脱出することに成功する。

■地上へ


地上にあるミシャカルの神殿まで戻ってきたとき、奇蹟は起きた!

なんと死んだと思っていたベラリオスが、ミシャカル像の前で倒れて眠っていたのだ!
杖はすでに破壊されてなかったが、これも女神の救いなのだろうとゴールドムーンは神に感謝する。


■故郷へ帰る・・・


ミシャカルの円盤は、これは神々の書いた教典のようなものであった。これがあれば、少なくとも神を知る人々は、神の教えが帰ってきた証となる。ゴールドムーンはこれから、これを使って神々を信じなくなった人々に教えを説くことになるだろう。

ザクツァロスを離れた猫団は、ひとまず猫団の故郷ソレースへ戻ることにした。
だが、山脈を突っ切る峠の道を再度通って、平原を見渡せる場所へ来た時・・嫌な光景を目にする。


遠くの場所から、炎の明かりが点々と見えていた。どうやらソレースが燃えていたのだ・・・!(つづく)


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