DD猫団リプレイ
魂を喰らう墓
第15話最終回
「ソウルモンガー」
猫団メンバー(現在、平均11LV)
エイツ(TERA) | ハーフオーク・クレリック11 (テンパス神:戦の領域)の辺境育ち AC20 hp80 |
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クラウド(sak) | 人間パラディン11の貴族 AC20 hp103 |
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カンコー(mumu) | ドラゴンボーンモンク10の侍祭 AC14 hp68 |
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ジャイアン(TAO) | 人間バード11の間者 AC18 hp80 |
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デーボ(てまだ) | 人間バーバリアン2/ウォーロック9 の辺境育ち AC16 hp108 |
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カーティス(nomu) | 人間レンジャー11の船乗り。 AC16 hp75 |
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ラオシェンロン(ごしま) | 人間ソーサラー11の賢者(研究者)仕上がり後 AC14 hp107 |
★猫団、現時点でのクエスト
クエスト | 種別 | 内容 |
蘇生を阻む死の呪いを断ち切れ | メインクエスト | ソウルモンガーと呼ばれるアーティファクトが影響しているらしい。 それはチャルトのどこかにある。 シンドラより(商人王ワカンガ邸にて保養) |
領主同盟を助ける | サブクエスト | ナンガロアとオーロルンガの遺跡の正しい位置を記した地図を作成せよ。 報酬に帆船一隻を提供 密偵レレック・ダッシュリンドより(一部達成) |
思わぬ所に思わぬ相手 | ベルアリアン砦 クエスト |
ベルアリアン砦の南に巨大な足跡を発見した。この足跡の正体を突き止めて、 その証拠を持ち帰って欲しい。 報酬「矢+1」5本。 燃える拳団リアーラ指揮官(クリア:あとは報告のみ) |
シルクー湾偵察 |
ベルアリアン砦 クエスト |
シルクー村を偵察し、詳細な報告をせよ。その間の旅費はこちらで請負い、 通行証も発行する。 燃える拳リアーラ指揮官 |
「蘇生をした人間は衰弱死する。」・・
フェイルーン全土に蔓延しているこの呪いを解くため、シンドラに雇われて遠く南のチャルトの地へ向かった猫団。ついにチャルトのジャングル奥地にある伝説の都市オムーへたどり着く。その盆地の北にある九神の墓所にソウルモンガーがあった。これを断ち切らねば、呪いは解けないのだ!
そしてとうとう最深部B6Fへたどり着いた一行。三人の魔女を倒し、それまでずっと集めていたスケルトンキーで開くべき扉を発見するのであった。
■スケルトンキーの試練
鍵穴はなにやら金属でふさがっていたが、猫団が近づくと一番左の三角形の鍵穴の金属部がスライドし、鍵が刺さるようになった。
これで、手持ちのスケルトンキー三角形を指してみると、ここではない別の扉が開いたのだ!
つまりスケルトンキーを指すごとに、小部屋への扉が一つずつ開く仕組みのようだ。
部屋にはそれぞれ謎かけとレバーがあり、そのレバーを引くことで次の鍵穴が開くのである。
最初の三角形鍵の試練は、透明の円筒形の中にレバーがあった。その円筒を力づくで壊してレバーを引く猫団(笑)
次の四角形鍵の試練で、ダストメフィットらの妨害に出会う。ここには半透明のレバーがあるが、なんとそのままでは触れなかった!
正解は、落ちていたチョークでレバーに「塗り」、それで浮かび上がったレバーを引くというものであった。
五角形鍵の試練では、執事とともに豪華な食事が出されるが、猫団の誰もが怪しんで一口も食さなかった。
そして部屋の奥にある魔法のタペストリーの裏に、当のレバーが隠されていた。
レバーを引いて次の部屋へ。
六角形鍵の試練では、レバーはなくて、鏡だけがある。そしてその鏡の中には、なぜか壁にレバーが映っているのであった!
猫団は魔法には魔法というわけで、メイジハンドの呪文で鏡に向かって唱え、現れた魔法の手でその鏡の中のレバーを引いたのであった。
最後の八角形鍵の試練では、レバーはなくて、ひらひらと舞う何枚もの紙があるだけであった。それを拾い上げると、一行だけの詩のようなものが書いてあった。
これをつなぎ合わせて声に読むと、レバーが現れる仕組みのようであった。
こうして全部の鍵の試練を終えた猫団。
「・・・七角形は?」
・・・前回も言った気がするw
■最終決戦!
こうしてついにスケルトンキーの扉を開けて入った猫団。そこは下にマグマが溜まっている巨大な三角形のホールであった!
その中央には青白い半透明の巨大な円筒が・・・中には苦悶する表情をした魂たちによってあふれていた!
これぞソウルモンガーそのものに間違いない!
そのそばをアトロパルという触手があちこち生えた巨大なモンスターが包み込むようにソウルモンガーを守っているようだった!
というわけで、アトロパルとの闘い!ソウルモンガーを壊すことこそ、この冒険の目的だ。
ソウルモンガーは、支えられている三つの柱を倒せばいいが、アトロパルが妨害する。
支柱自身も、なんとアダマンティン精で属性に耐性があるばかりでなく、それ自体もかなりhpもあったので、倒すのも苦労する猫団。
だがようやくカンコー(mumu)の必殺の連打で両方ともマグマの底へ沈めることに成功する!
だがそれで終わりではなかった!計画を邪魔されたこのラスボスのリッチ、アサーラックが奥の次元扉より現れた!!
その圧倒的パワー!アサーラックは、パワーワードスタンや、タイムストップ等、9レベル魔法を駆使して絶望的な力で圧倒する!
カンコーが倒れ、ジャイアン(TAO)が気絶と、次々倒れる猫団!
だが集中攻撃を続けた瀕死の猫団は、この邪悪なアンデッド魔法使いをなんとか倒す!
そのまま、マグマに沈むアサーラック!「また(次世代で)会おう・・」不気味な言葉を残して下に溶ける・・。
「そういえば、リッチって本体の箱倒さないとまた生き返るような・・」(ざわざわ
しかしソウルモンガーは壊れ、魂を集めるモンスターだったアトロパルも倒れた。
つまりあの復活できない死の呪いは、これでようやく全世界から解けたのだ!
さて、アサーラックの現れた次元界の扉の先には、幸運にも魂の奴隷化をまぬがれた捕虜たちがいた。
その中には、あの冬を呼ぶアーティファクトの指輪を持つ、放浪のレンジャー、アータスシンバーもいた。
彼の持つ指輪の強い力は、アサーラックの注意を向けてしまったのだろう。猫団がたびたびみた冬の奇妙な光景は、
このアータスの起こした戦闘の跡だったのだ。
こうしてひとまず任務を終え、帰郷する猫団であった・・。
■エピローグ(以下、エンディングになります)
ナイアンザル港へ帰った猫団は、悲しい知らせがあった。
雇い主のシンドラは、すでに95日目に死んでいたのだ。
彼女を引き取っていた商人王の一人ワカンガは、結局彼女の代わりに猫団に報酬を払った。
彼女を救うことはできなかったが、呪いを解いたならば報いてくれという彼女の遺言だったのだ。
古代都市オムーは、相変わらず蛇族ユアンティたちの王国として存続するだろう。
人間の王国を取り戻そうとしたオムー王族の子孫である姉弟のナレ姫と王子ナーは、今もなおキールサバルの鳥族アーラコクラの保護下にある。
猫団が王族の証であるチャガカリーの王杯を見つけたら権力を取り戻したかもしれないが、それはかなわなかった。
しかし過酷な政治の場に出るよりは、彼らはそのままキールサバルで暮らしたほうが幸せなのかもしれない。少なくとも弟王子ナーはそう考えているようだった。
チャルトの半島全体は、アンデッドはだいぶ減った。だが相変わらず未知のジャングルなのは変わりはない。恐竜たちもまだ多く生息しているようだ。
中にはまだ誰も発見されていない遺跡も、まだ数多く眠っているだろう・・。
■隠された事実(リプレイのみの特別編)
呪いが解かれたチャルトの地を、上空から静かに見守る一人の女性がいた・・・。
「・・・まさか、あの猫団がアサーラックに打ち勝つとはな・・・。」
その女エルフ、ヴァリンドラは、そうつぶやくと、部屋の奥にある転送装置の前に立った。
彼女がテレポートした先は、・・・なんと遠く東方サーイの国。
その暗い地下のどこかに、彼らがいた・・。
ヴァリンドラ「ザス・タム様、ただいま帰りました。」
そのリッチの男は、身動きせずに玉座から話しかける。
ザス・タム「我が、レッドウィザードの本拠に戻った気分はどうだ?ヴァリンドラ。
まぁソウルモンガーの件は仕方あるまい。オムーにいた我が部隊も全滅したようだ。
アサーラックを出し抜くにはちと力不足だったようだの。」
ヴァリンドラ「申し訳ございません。」
ザス・タム「しかし猫団といったか。おまえもリッチだというのにそれは気づかぬほどの間抜け連中が、まさかアサーラックを倒すとはな。」
ヴァリンドラ「生きている者は、成長するといいます。恐ろしきことかと」
ザス・タム「なるほどな・・。定命の者は、侮れぬか。ティアマトさえ倒したくらいだしのう・・。」
その後チャルトの上空に、あのウーブテイオの心臓を見た者は、しばらく誰もいなかった・・
(FIN)