猫団dd5版リプレイ
ドラゴンクィーンの秘宝
第4話「路上にて」
PC | 名前(プレイヤー) | クラス所属等 |
ナツ(TAO) | クレリック | |
アルベルト(nomu) | ウィザード(ブレードシンガー/ハーパー員) | |
ルメス(tera) | ローグ(破滅のエージェント/ゼンタリウム員) | |
ラオ・レイラン(ごしま) | ソーサラー | |
鬼灯(てまだ) | ファイター | |
アスラン(mumu) | パラディン |
グリーネストの町を襲ったドラゴンカルトの軍勢は、依然進軍を続けて付近を蹂躙していた。
レオシンと共に彼らの秘密であるドラゴンの卵の秘密と、謎の積荷のルートが示された地図を手に入れた猫団は、今後を相談するため、近くの町エルスレルへ向かった。そこにいたのはオンスラー・フラム。レオシンともども、実は彼らはとある組織に属していた。
フラム
1話でナイシル市長のグリーネストを守備していた隊長。実は「領主同盟」の一員。
レオシン
2話で猫団が助けたハーフエルフ。その正体は「ハーパーズ」の一員であった。
彼らはグリーネスト防衛やレオシン救出で猫団の活躍に注目していた。そして今、彼らの組織へ誘いが出る。彼らの誘いの結果、アルベルトがハーパーズに、アスランが領主同盟に加入したのであった。
そして猫団には新たな依頼が舞い降りる。彼らが敵キャンプで見つけた地図は、どうやら敵のなんらかの輸送ルートであった。彼らが何を輸送し、どこへ運ぶのかを探ってほしいということであった。そのために、カルトは一般のキャラバンを利用していた。
そこで我々もキャラバンの護衛として潜入し、密かにその荷を追うという潜入捜査であった。
さて、キャラバンはバルダーズゲートからウォーターディープまでの800km長に渡る長距離キャラバンであった。ゆうに2ヶ月はかかる行程である。
バルダーズ・ゲートに着いた一行は、そこでキャラバンの長から剣や弓の腕を見せて、護衛として雇われる。
当然、一般商人に混ざってドラゴンカルトの連中も、大所帯で一緒にまぎれて移動していた・・。
★最初の事件
波乱の旅がはじまる。それは一日目の夜、人里離れたあたりの宿でさっそく起きる。
宿は、全て予約で貸し切りだったのだ。なんとたった3人の客のおかげで。
その客とはどうやら貴族とその護衛だった。宿の主人はせめて馬屋で寝てはともちかけるが、貴族は・・
「おいおい、私の馬とその下賤な者たちと一緒に共にしようなんていうんじゃあないだろうね?」
さすがにきれる猫団。新撰組の芹沢鴨のごとく宿に火をつけるかと思いきや、冷静にこの貴族を観察していた鬼灯が、
彼らが下げていた短剣が、どうもアサシン集団の公式のものと同じことだと気がつく!
貴族のこいつらは、実はアサシンだったのだ!
戦闘へ! ただし場所が宿なだけに、爆発や火系の魔法などは使えない狭い場所での戦闘に苦労する猫団!
いきなりこの旅は最初から波乱の幕開けである。
★窃盗
数日後、猫団の一人のアイテムがキャラバンに紛れていたシーフに盗まれたトラブルがあった。犯人はすぐ見つけ出したものの、油断も隙きもない!
★首だけの男
また道中、道の真ん中で首だけ埋められた男に遭遇する。猫団は彼を助けてみると、アルベルトは男が自分と同じバッジをつけていたことに気がつく。そう、なんとこの男、ハーパーズのハープバッジをつけていた!
表向きは浮気での罰だそうだが、実際はドラゴンカルトでの荷を追跡して(つまり、猫団と同じ任務!)それに失敗し、カルトの連中に穴埋めにされたという始末であった。密かに事情を聞いて逃がす猫団。
★黄金の皮
翌日、見事な毛色をした一匹の鹿が、キャラバンが通る道の隣の森で目撃する。
我こそはとばかり、腕に覚えある連中がこの鹿を狩りに乗り出した。
日頃からストレスを貯めていた猫団もそれに1枚かむことに。
真っ先に鹿に追いついたのが、猫団のアスランであった。ジャベリンを投げるが、なんとその鹿はいつのまにエルフに変身し、
投げたジャベリンをつかむ。
実はこの鹿、正体はエルフの王子であった。とある理由で追われており(どうやら妖精界で王の姫との恋のいざこざらしい)、鹿に化けて隠れていたのだという。このことを黙ってくれればという理由で、王子からロングボウ+1をもらうアスラン。
(↑誰も使えないので、猫団全員の心の叫びであるw)
★第三の勢力
カルトの荷を追っているのはどうやら猫団だけではなかったようだ。
途中の都市ダガーフォードまで来たその日、当の荷の箱をこっそり開けてみようとするノームの女を目撃した。
その女を問いただす猫団。そのとき猫団ローグのルメスが、彼女の使っているダガーが自分の組織ゼンタリムのものと同じ事に気がつく。彼女ももしや?
密かにゼンタリムの符丁で連絡するルメスに、そのノームは答える。彼女は間違いなくゼンタリム員だ。夜に後で二人だけで会おうということになった。
★ゼンタリム員の密会
そのノームの女の名はグレムシルバー、恐らく通り名であろう。どうやらゼンタリムとしてもカルト の荷が気になるようだ。
彼女もまたこのキャラバンに紛れて荷を追跡していたのだった。グレムシルバーとルメスは、お互い気づかれぬよう別行動をとることにし、その夜は別れた。
★殺人事件
数日後、ダガーフォードの郊外にて、一員が何者かに殺され、カルトの連中は騒がしくなっていた。
明らかに犯人はキャラバンの一員であった。
そしてルメスだけがその犯人に気がついた。・・・・あのノームのグリムシルバーの仕業だと。
だがそれを追求するわけにも行かなかった。こちらも潜入捜査中なのだから・・。
■大都市ウォーターディープへ
こうして、2ヶ月以上に及ぶキャラバンの旅は、このレルム最大の都市ウォーターディープでようやく終点となる。
だが問題のカルトの荷は、キャラバンを離れ、この都市で行方をくらましてしまった・・。
猫団はこれを追って行かねばならない。まだ冒険は続く!
(つづく)
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