DD猫団リプレイ
ヴァルダーズゲート
地獄のアヴェルヌス


第6話「地獄の車と魂のコイン」


猫団メンバー(7→8LV。dataは7LV)

マーリア・ラングセイル(TERA) ヒルドワーフ
ソーサラー(神の魂)5/クレリック(嵐の領域)
船乗り
AC19 hp53 受動知覚14
アタゴ(nomu) 人間
クレリック(平和)6/ウィザード1
船乗り
AC19 hp44 受動知覚17
イノスケ(sak) 人間
バーバリアン5/パラディン1 辺境育ち傭兵
AC18 hp58 受動知覚11
(dataは6lv)
ワシティ(mumu) ティーフィリング
ウィザード6 辺境育ち
AC9 hp55 受動知覚11
 イシドロ(TAO) 人間
ファイター5 浮浪児
AC16(18) hp51  受動知覚15
アバン(てまだ) エラドリン
ローグ(スワッシュ)5/ファイター(チャンピオン)1 芸人
AC16 hp45 受動知覚18
  ラオ・ズーディエン (ごしま) 人間 ソーサラー6 学者
AC12 hp32 受動知覚11
(dataは6lv)


同行中のNPC

ルール― 猫団を地獄へテレポートするのを手伝った、イタチの魔法使いトラクセゴールの塔にいた小さな空飛ぶマンモス魔獣。実はザリエルと共に地獄から現れたのだが、自身も記憶がない。簡単な魔法だけは使える。


●アヴィルヌスの荒野へ

ついに地獄に降り立った一行。徐々に思い出すルールーの記憶を頼りに、まずはスティクス河に沿って歩くことに。目指すは「ナックルボーン砦」へ。その砦は、ルールーがかすかに思い出した場所だという。


だがここは地獄・・・まず、昼も夜もなく常に真っ赤な空とむせる空気は、心が乾く。
さらに魔法で食料や水でさえも不味くなってしまう。頭がおかしくならないのが異常に思える程であった・・!


そんな環境下でスティクス(三途)の川沿いに歩いていると、どんぶらこと革製のカバンが流れてきた。
この川の水は、飲んだり浴びたりし過ぎると、物事を忘却してしまうという恐ろしい現象が起きてしまう。

というわけで慎重に棒でつついてカバンを寄せてみた。中には、乾燥した野草で満たされた小さなポーチと、金のロケット、そして水浸しになって膨らんだ日記帳が入っていた。ロケットの中には、若い男の肖像画が・・「オフィーリア」とあった。


絵画オフィーリアのネタである。


●ナックルボーン砦にて


なんとか体力の消耗を押さえつつ歩いて行くと、奇妙な岩場の砦が見えてきた。この掌を押し付けたような形の岩場こそが、「ナックルボーン砦」であった。



中に入ると、周囲には奇妙な車が・・動力は何か知らないが、いわゆるバイクや車のようなものがたくさん停車していた。そしてこれらの車の部品があちこちに山になっていた。


ウォーマシン。バイクタイプから、トラック大のでかいのまである。

中にいたのはチャッカとゴツンというケンクのコンビがこのウォーマシンを整備していた。彼らの手足として、ちっこいインプレッドキャップたちを使いまくっていた。


チャッカとゴツンのケンクのコンビ。


「ばあ様ー!変な奴らがきやしたぜー」

彼らはあわてて奥のここのボスぽい老婆に知らせに行った。


ここのボス「狂えるマギー」という婆ことハグ(右)。左はその護衛のフィーンド型フレッシュゴーレム「ミッキ―」。


地獄ですからw (てかハグだし)

さて、どうやらこのマギーはルール―に見覚えがあるらしく、この小象の記憶にあるザリエルの生い立ちに大変興味があるようであった。今でこそここの頂点に立っているザリエルが過去に屈してる姿を見るのが至上の喜びらしい。マギーの儀式でそれを見せる代わりに、その副産物としてルール―の記憶を取り戻せることもできるという。

ルールーの記憶たよりの猫団は、二つ返事でこの取引に応じることになった。しかも儀式の準備を待つ間、この砦の住人たちの頼みをいくつか聞いてあげた。

まず殺人衝動で狂ってしまったマッドキャップに困っていたインプたちを助け、レッドキャップのサッカーボールと化していた炎の頭蓋骨ことフレイムスカルを助け、またあの護衛のゴーレムミッキーの片足裏に刺さっていたトゲを抜いてあげたりした。

そういって助けをしたおかげで、老婆マギーは喜んで儀式を行うことになった。

儀式では猫団は全員ルールーの夢の連れていかれ、そこで出てきた精神世界の敵を戦いつつ、ルールーの記憶を引き出すことに成功する。


ルール―「ザリエルの剣の場所がわかったわ!川沿いをさらに進めば独特の大きな見覚えのあるがある!」


だが徒歩でこの地獄を渡り歩くには、ただでさえ消耗する土地でそれは厳しい。
そこでマギーは、儀式で夢を見せてもらい、手下たちの困り事を解決してくれたお礼に、8人乗りの巨大なウォーマシンを猫団に差し出したのだ!



ウォーマシン「インファーナル」8人乗りの巨大な凄いヤツ。

ただし武器も追加装甲もないバニラ状態であったが、それでも猫団には救いの地獄の移動手段兼「家」であった。

「んで、この車の燃料は?」
「これじゃ。ソウルコインじゃ」


ソウルコイン・・それはただの鉄製の硬貨にみえるが、その正体は地獄に堕ちた魂を閉じ込めたもの。これをウォーマシンは炉に溶かすことで、連続72時間稼働するという、どっかのEVなんかよりはるかに性能がよいものだった。

●地獄のカーチェイス

さっそくもらった「インファーナル」に乗り込み、北の丘を目指す!


だが、ナックルボーンを離れて数時間もしないうちに、同じような大きさの一台のウォーマシンが後ろから近づいてきた!


ここらを仕切るラッガドラッガというワーボアのボスに率いられた賊たちであった!最大の武器は、あの鉄球!



じわじわと距離を詰められる。どうやら連中は、デーモン汁なるものを使って、ブースト効果を得ていたようだ。



飛び乗ったり、ぶつけたりのまさに怒りのデスロード!

ラッガドラッガたちをなんとか倒した猫団。ソウルコインをいただく。これからは喰うか、喰われるかだ!

●謎の石板


さて、さらにその途中、川のほとりで雷にうたれたばかりの謎の石板を見つける猫団。

石板は落雷のせいか文字が刻まれており、「私が選んだ者にふさわしいことを証明せよ」とあった・・。



ずいぶん最近刻まれたようだが・・何か怪しんでいると、不意に周囲から三匹のホワイトアビシャイが襲いかかる!

白ってことは、当然他の色もあるのです。


●マハディのさすらい市場


アビシャイらを倒し、車で急ぐ一行。そこで、奇妙な場所を発見する。
停車したウォーマシンを壁にして、その中を屋台が並んでいる、いわば「移動式簡易市場」のような場所であった。



マハディという男が代表のようで、ここではいろいろな奇妙な店がたくさん並んでいた。
だが硬貨として通じるのは、金貨よりもソウルコインなのだった。
しかし、ここにはこの地獄では珍しい、異次元に転移できるおかげでも「美味しい」レストランやウォーマシンの整備や改造を行う店、またあのウォーマシンのブーストや使用者を一時強化する「デーモン汁」も売っている店があった。

猫団は持っていたソウルコインで自らの車インファーナルを装甲強化する。「戦闘禁止」区域ともあって、ようやく一息つけそうな場所であった。

その時女性の悲鳴が外から聞こえてくる。一人のティーフリングがスパインドデヴィルの群れに襲われていたのだ。


さっそく女性を助けようとする一行。まぁスパインドデヴィルは一番ザコな悪魔なので、簡単に始末できた。
女性はアドリエスタと名乗った。なんでこんな市場の外でで一人で?と不思議がったが、ここは地獄の一丁目、なんでもありなのだなと言い聞かせる猫団であったw

●ヘルマンの丘

ようやく目的地の丘にたどり着く。そこにはトゲトゲだらけの茨に刺された、ヴァンパイアのエルフが立って生きたまま磔(はりつけ)にされていた。


このエルフ、名をジャンダーといい、自ら元ヘルライダーザリエルとともに地獄へ攻め込んだ一員だと言う。
だが、彼は地獄でパニックを起こして、なんと元の世界へ戻ってポータルを閉じてしまった裏切者だったのだ。
だが彼は良心の呵責から、太陽光を浴びて自決し、その魂は九層地獄に堕とされる。そしてこうなってしまったというのだ。



猫団は彼をトゲから放して息絶えさせるが、その時大量のスタージが襲ってくる!


しかもスタージをなんとか追い返したと思ったら、空からナイトメアに乗った死の騎士が・・!

前々回エルタレルでスルーしたあの超強そうな悪魔騎士や!



この騎士こそ「ヘルマン」。彼もまたヘルライダーの一人であり、ここで悪魔騎士としてよみがえったのだ(だから、ここはヘルマンの丘と呼ばれる)


しかもこの戦闘のどさくさで、ヘルワスプという巨大な蜂が出てきて、奥にいたルールーを誘拐してしまう!
だが7レベルに成長した猫団は、なんとかヘルマンを倒し、ルールーを取り戻すべく巨大蜂を追いかけた!


●ヘルワスプの巣


追いかけた先は、ヘルワスプの巨大な巣。空中にあり、エルタレルと同じ鎖でつながれており、上には石化された天使らが刺さっているおぞめいた巣であった。


当然、巣に突入する猫団。巨大蜂らとの死闘の末、ルール―を救出する。

助けたルールーは、ようやく記憶を思い出し、覚醒する。ここはジャンダーやヘルマンの思念で間違って誘導された場所だったが、今度こそ正しくザリエルの剣を見つけられるという。ともかく、剣がなければエルタレルを元に戻せない。

その場所へは二つの経路があった。統率とれたデビルらの領域と、デーモンらが集まる区域であった。
猫団は、デヴィルの領域へ選ぶ目指すことに!


地獄の明日はどっちだ!?(つづく)

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