DD猫団リプレイ
ウィッチライトの彼方へ
第2話「此方(こなた)の魔女」
猫団メンバー(2LV→4LV)下記データは3LV
クロ(TERA) | 幻夢境の猫(地球猫) 地モンク3 フェイワイルドの迷子 AC15 hp21 受動知覚12 |
なくしたもの 身長。全長7.5cm減り、成人猫なのだがどうみても子猫である。 |
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ロクゴロウ(TAO) | ハーフエルフ ドルイド3 異邦人 AC16 hp21 受動知覚16 |
なくしたもの 秘密を守る能力。隠すことができずすぐにしゃべってしまう。 |
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モリフキン(nomu) | 人間 ローグ3 賢者 AC14 hp21 受動知覚12 |
なくしたもの 笑みを浮かべる能力。彼は決して笑わない・・。 |
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ラオ・マオマオ(ごしま) | 人間 ウィザード3 異邦人 AC12 hp17 受動知覚13 |
なくしたもの 大切なフィギュア。転売はされてなさそうだ。 |
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カイキ(てまだ) | 人間 バード3 ウィッチライトの裏方 AC13 hp18 受動知覚14 |
なくしたもの ファッションセンス。斬新すぎた・・。 |
●謎の気球
前回、ウィッチライトサーカスで、健闘の末ラオ・マオマオ(ごしま)が王になって、サーカスの支配者ウィッチとライトにプリズミーアに行くよう命令した猫団。鏡のゲートを通って着た場所は、プリズミーアの一地域である「此方(こなた)」・・。
目的は、各自失ったものを探すこと。それがこの妖精界のプリズミーアの領域にあるからだ。
さてゲートからついた先は、意外にも高架道路の上にいた。だが道路は先で崩れていたのだ。はるか遠くに、霧がかっているが城が見える。本来はあそこまでつながる高架道だったのだろう。
こうして高架の上で回りを見渡していると、空の雲間から突然、物体が・・・気球だ!
それは高度を下げながら、東の・・斜めになっている斜塔に向かって飛んで行ったようだった!
●ヘアレンゴンの窃盗団
まずはその飛んで行った気球が気になるんで追いかけることに。だが高架からなんとか地上に降りてみると、ヘアレンゴンの窃盗団がいつのまにか猫団の周りを囲んでいた!彼らは独特の行進曲を口ずさみながら、ぴょんぴょんと規律正しく跳ねて近づいてきた!
いつのまにか囲んでいるヘアレンゴンの野盗ら。中には巨大カタツムリを馬代わりに乘っている者も。
どうやら彼らは、アグドンという者が率いるヘアレンゴンの盗賊団らしい。
「おまえたちの楽しかった思い出を盗みに来たよ」
その盗賊団小隊を率いていた女ヘアレンゴンが息まく。どうやら、この世界では襲うにしても先にちゃんと予告してくれるようだったw
しかし、宝でも金貨でもなく、思い出を盗むとはこれいかに・・?
めんどくさいと思った猫団は逃亡を図るが、ロクゴロウ(TAO)だけ失敗してしまう。だが彼の決死の説得で、盗賊団は見逃してくれたようだ。
●さまよう鎧
ともかく気球の方向へ。ここは全体的に鬱蒼とした沼地であった。そして、突然、その沼地にばらばらに沈んでいた鎧が集まり、一つの完全な形となって通せんぼしてきた!
いわゆる、リヴィングアーマーです。
身構えた猫団たち。「鎧」のほうも身構える!
そのままずっと対峙したが・・・・モリフキン(nomu)がよく見ると・・この鎧は猫団と同じ動作をする・・つまり「真似」をしていたのすぎなかったのだ。
なので即座に退散することにしたw
■斜塔の気球
ようやく斜塔に到着。案の定、塔の屋上部分にさきほどの気球が引っかかって、不時着していた。
その気球の籠の中から、助けを求める声が・・・
塔の下にいた大蛇らを追っ払い、なんとか気球の籠を救出することに成功する。
中にいたのは、小さい妖精竜(フェアリードラゴン)・・の年配の貴族タラヴァー卿であった。
。彼はプリズミーアから自分が仕える夏の女王に大事な密書を届けため、気球で帰る途上だったのだ。
タラヴァー卿
そのタラヴァー卿、密書を入れた箱の鍵をどうやら気球に流された時に落としたらしく、地上で一匹のゴブリンが拾って持って行ってしまったのを見たという。そのゴブリンはテレミー丘付近にいたという。その鍵を取り返してほしいというのであった。
鍵を持ってくれば、プリズミーアの知っている事を話すという。というわけで、何も手がかりがない以上、手伝うことにした猫団。
目指すは西のテレミー丘。
途中、沼地から吹き出るガスをかわす。ここは妖精界とはいえ、3人の魔女が横取りしてからは、実に荒れ放題なのに気づく。
■テレミー丘
この丘の頂上部に、一匹のゴブリンが住んでいるという。その鍵型の洞窟の入り口に向かう一行。
そのゴブリンの名は、ジャラジャラ。魔女から受けた呪いのせいで、鍵という鍵を収集したくなる呪いを受けていたのだ。
魔女を倒せば呪いが解けるかもと説得した猫団に、喜んでジャラジャラは鍵を返すのであった。
鍵を取り戻した一行は、急ぎ斜塔へ戻る。だが途中、ここにはたくさんの井戸が散在しているのだが、そのうち、猫団が通った近くの
井戸から、噴水のように水が吹き出す。どうやらウィルオーウィスプのいたずらであった。噴水に上下していたアイテムが珍品奇品だったので、スルーする猫団w
斜塔に帰り、鍵をタラヴァー卿に返す猫団。
別れ際、タラヴァーはここを統括しているのが砂時計の魔女団の一人、バヴローナだと言う。そして彼女は北の「落ちたる町」の中心の家に住んでいると教えてくれる。・・・目指すは落ちたる町へ!
●沼地の満潮
沼地を進んでいると、だんだんと水たまりが広がって・・沼地が深くなっているのに気が付く。
・・いや、これはまるで海の如く、水位が上がっているのだ!
さすがに膝上くらいの水位になると、歩くのも困難になってきた。
必死に周りを探した猫団は、うち捨てられて、現在満潮で浮かんでいるイカダを発見する。
ここから先は、イカダによる旅になった。
■うさぎたちの関所
だが、落ちたる町を通る途中に、なにやら艀(はしけ)だらけの場所が・・?
真ん中に、大きな木の切株と、そこにしつらえたテント。
そこに多数のヘアレンゴンが現れる!
ここは以前あった、窃盗団のアジトだったのだ!
青い長いマフラーをなびかせて、ボスのアグトンが猫団の前に現れる。
このアグトンは、脚力に自慢があった。彼が逃げ延びる一定時間までに、自慢のマフラーをつかみさえすれば、ここを通してくれるという。
だが、これに名をあげたのが、猫のクロ(TERA)だった!
ここに、猫とウサギの壮大な対決(追いかけっこ)が!
クロの持ち前の敏捷力で、アグトンのマフラーを捕まえた!
なんと猫に敗北したヘアレンゴン団は、素直にここを通すと誓ったのだった。
■落ちたる町
ようやくバブローナがいるという町へ。
だがそこは町というよりは、沼地の「島々」の上に数件だけ奇妙な家が建てられている、奇妙な場所であった。
だが町へ近づくと、さっそく護衛が。そこはブリーワグ(カエル人間)たちの領土であった。
ここを治めているのは、どうやらカエル王らしい。
猫団は、まずは探索として北へ。途中、浮石を踏んで超えようとするが、それはストーンゴーレムの一部だった。
思わず足で踏んで怒られそうになるが、交渉によっていろいろ教えてもらえた。
■バブローナとの会談
周囲の聞き込みで、バブローナは真ん中の塔にいるのが判明する。
塔に筏で乗り込むと、あっさりとバブローナの部屋へたどり着く。
バブローナは、もう一人の魔女らしき女とお茶会の最中だった。
その相手は「オマモリ」という名のダークエリングエルダーで、猫団が入ってくると、入れ替わりに去ろうとしているところだった。
バブローナ。乗っている葉から出ている触手のおかげで、素早い動きができる。
オマモリを見送った後、バブローナは興味ありげに猫団を見る。そして、ここまで来た実力を試そうと、
3つの頼み事をしてくれれば、メンバーのうち何人かのなくしたものを返してやるという。さらにライバルでもあるもう一人の魔女の領域へ生ける手段も提供するという。どうやらそれだけ困っている様子のようだ。
困り事の一つは、階下のプールが詰まって濁ってしまったのだ。猫団が調べると、なんと排水口にゼラチナスキューブと似たモンスター「ゼラチナス・シリンダー」が、すっぽりと水道管に巣くっていた!
なんとか戦ってゼラチンを除去するし、プールは新鮮な水と取り換える事ができるようになった。
もう一つは、荷物をとってこいというもの。
これは以前探索の際通った場所なので、引き返して小屋でとってくるので簡単だった。
最後の困りごとは、なくした本をとり返すというもの。これはここの領主である、ブリーワグの王「ガロップ19世」が本を借りていたのだ(魔女はそれをすっかり忘れていたw)。
最初はえらそーにしていた王だったが、猫団の一人ラオ(ごしま)があのウィッチライトの王に認定されたと聞くと、平身低頭になって本を返したのであった。偉大なり王の称号・・w
■魔女を出し抜いた魔女
バブローナは3つの頼み事をきっちりこなした猫団に感謝し、最上階のある彼女の宝部屋に行き、その褒美等をやるから待っとれという。
だが、数分後には階上で彼女の悲鳴が聞こえてきた。
「糸車が盗まれたァァァ!あいつかああ!!」
バブローナは、半狂乱になっている。どうやら犯人は、先程お茶会していた相手・・あの「オマモリ」であった。
彼女は自分の気球で、別の領域のほうまで飛んで行ってしまったらしい。
「おい、おまえたち!わしの糸車を取り返しておくれ!それも8日以内だ。そうでないと、なくしたものも返さんよ!」
理不尽な申し出だったが、魔女と戦闘をするよりはということで、新たなミッションをもらうはめに・・。どっちにしろ、まずは隣の「彼方」へ行くはめになるようだ。さらに彼方に行くなら「スカバサの肖像画」を持ってくるなら、案内役も紹介してやるという。
そのため、この町にいた案内役カカシのハサミヅメを連れていくことにした。
案内役カカシのハサミヅメ。両手のカニみたいな挟みが特徴のカカシ。
こうして、猫団は隣の「彼方」へ、。今度は気球で向かう旅となる!その期限8日間!(つづく)
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