装甲騎兵ボトムズ傭兵編

第2話
「無職」


惑星パルミス。百年戦争の激しい戦禍の傷も癒えぬこの惑星で、明日の糧や己の利のために日々たくましく生きる者たちがいた。
戦場のジャンクを集めては売るキャラバン隊も、そんな連中の集団であった・・。


そんなキャラバン隊の一つ、アイゼンギアーの一員となった、猫分隊一同。次に向かう先は、戦争の疵痕が生々しく残る都市「ヤッカ」。


聞き込みをしたところ、ヤッカじゃ食糧不足らしい。これだ!


食料を手に入れ、それを土産に現地に向かう事を提案しマルチに了承を得る。
「いいんじゃない?」


被災地に仕事をもたらすアイゼンギアー(ものは言いよう。)
効率よく金儲けの手段が出来て、ホクホクの猫分隊。


だが現場で突如現れる、ならず者ATの集団!



「俺たちのシマ荒らすたぁ・・・いい度胸じゃねえか。アンちゃんよぉ」


勝手に仕事をされて怒る地元ギャング達。当然攻撃してきた!



しかし!装備を充実させた猫分隊の敵ではなかった!


ウチーカター始め!



ウギャー!



猫分隊は見事返り討ちにしたのだった!


テレテテ!テレッテ! テレテテ!!

Aパート終了!


続いてBパート!


タカタタッ タタッタ タカタタ!


商隊のメンバーがさらわれた!

さらったのはゾンダ一家

ヤッカの街で阿漕にやっていたゾンダ一家は、アイゼン一家の行った食糧供給とジャンク回収で大打撃を受けたのだ。
つまり逆恨みです。

さらわれたのはカーゴ楽団員 マッツ ファン コマロ(レンジョ アランは無事)  



返して欲しければ砂漠のオアシスに来いとのこと


会計のコトセットが教えてくれた


次に行く街はディアゴ鉱山。
アイゼンギアー最大の取引先であり、期限にうるさい街で予定を変えることは難しい。
ゾンダ一家の要求は、金と猫分隊の引き渡しであるコトを教えてくれる
もちろんそんな要求は飲めないし、次の目的地への期限も来ている。


助けに行く暇がない。
親方はそちらを優先するつもりの様だ。

しかし、マルチから救助要請を引き受ける猫団


みんなを助けて・・・。


まかせろ!

救助に向かう猫分隊!


オアシスに着くとセンサーに反応、人質はバギーに乗せられ砂漠を爆走中


助けた先でパルミス大鎧トカゲの縄張り

装甲騎兵に巨大爬虫類が襲いかかる!
助けた3人は・・・



俺たちは囮だ!早くアイゼンギアに戻らないと!


流石のアイゼン一家、襲撃は撃退! しかし、親方キャリングカーゴが死亡。
負傷者13名




アイゼン一家は、悲しみの中ディアゴ鉱山へ向かう (つづく)


■次回予告

失われた大黒柱は 誰かが支えなければならない

次の交易地に向かう一行は 僅かな静けさに思いを馳せる

先に地獄から抜け出したのだと嘯き 悲しみを紛らす 

そして 顔を上げ 次の仕事に向かう


次回「ディアゴ」

抜け出た先が天国である保証などない


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