猫団DDオンライン

ド ラ ゴ ン ラ ン ス
竜槍戦争本編

第4章:氷壁の白竜

第12話「謎の青きドラゴン卿」


猫団PCたち  PC名(プレイヤー名)/種族(背景)アライメント、クラス・レベル。
ファイクハイト(TAO) ヒューマン(辺境育ち)混沌にして中立
・ローグ1/ウォーロック5/ソーサラー3
ペテルギウス(てまだ) ヒューマン(ソラムニアの騎士)秩序にして善
クレリック(規律)9
ベライオス(NOMU) ヒューマン(ソラムニア騎士)秩序にして善
パラディン(復讐)6 バーバリアン2 クレリック(戦闘)1
ラオ(ごしま) ヒューマン(上位魔法の塔の赤魔道士)真なる中立
ソーサラー7/クレリック2

主なNPC

ローラナ クオリネスティ王家の末娘。天真爛漫で、思ったことをずばずばいう。今回は好奇心だけで、一人猫団についていくことに。

★今までのお話
ソレース村で結成された猫団。数々の冒険を経ている間にも、暗黒の竜神タキシス率いるドラゴン軍が全世界に向けて侵略を開始していた。
平原の族長の娘ゴールドムーンと出会い、彼女の持っていた青き水晶の杖を廃都のザク=ツァロスへ返還しに行った猫団であったが、そこで「ミシャカルの円盤」という神々の力を復活させる秘宝を手に入れる。そしてクォリネスティの〈太陽の評議長〉の息子ギルサナスらと共に、パックスタルカス砦に捕虜にされたローラナを救いに向かい、赤竜とドラコン卿ヴァルミナルドの魔の手によって捕らわれていた数百人の避難民を解放した。彼らを引き連れて南へ逃れ、失われたドワーフの地底王国トルバルディンを見つける。そこの評議会の決定で、ドわーフの秘宝であるカーラスの槌を手に入れ、ついにはドラゴン卿ヴェルミナルドをも倒し、ようやくドワーフらの信頼を得たのであった・・!



■麗しの都へ・・

やっとの事で難民をトルバルディンまで護衛した猫団であったが、やはりドワーフの地下での生活は、人間たちにとっては苦痛ではあった。

そのために、別の避難場所を探す必要が出てきた。適切な場所といえば、ここより南にある別名「麗しの都タルシスであった。


しかしまだ現在のタルシスの情勢が不明だった。そこで猫団と一緒に行きたいとついてきたローラナは先行して都を偵察することに。


■タルシスでの再会


タルシス・・・かつては南方最大の都市で、豊かな港町であったが、現在は海はすっかり干上がり、海だった部分は船の残骸だけが残っていた。それでも都市は今だに賑わってはいた。



一週間ほどかけてタルシスにたどり着いた猫団は、レッドドラゴン亭で部屋をとることに。ここはそこそこ有名な宿らしい。


そのタルシスの市長を訪問しようとしたが、その街中で・・なんとドラコニアンが闊歩していてびっくりする!
もはやこの街もすでに敵に陥落している!?しかし周りの人間たちも普通に暮らしていた。
恐らく・・騙されているのだろうか?

さらに驚いたことに、通りを歩いていたら思いがけない人物と再会した。


いつのまにかいなくなっていた老人「フィズバン」であった!トルバルディンではほとんど見かけなかったが、なぜこんなところに!?

だが老人はそれに答えるどころか、猫団を自分についてこいと急かすのであった。

「今は知識を求める時。幸いここは古い知識の泉がある。ついてこい!」

猫団は仕方なくそれに従った。


■捨てられた古代図書館にて


フィズバンは隠された扉から、地下にある広大な書庫がある館へ一行を連れてきた。
ここがかつてカリスタン図書館というらしく、魔法使いらがよく利用していたようなのだ。

ここで猫団は、「竜」に関する分厚い本と、一緒に挟んであった貴重な南への地図を見つける。

その本には「ドラゴンオーブ」というアーティファクトについて書かれていたのだ。
このオーブは「ドラゴンを操れる」能力があるという。それも世界中にいくつかあるようなのだ。

そして付属の地図・・これは、明らかにそのオーブの在処を示していると見ていいだろう!


地図には氷壁山脈を超えたはるか南の城らしき場所に印が!そこは「氷壁城」というらしい。

どうやら、このドラゴンオーブを集める必要が出てきたようだ。この情勢で、逆転できる要素はこれしかないからだ。
その詳細をフィズバンに尋ねようとするが、老人はいつのまにか、この図書館からいなくなっていた・・。


■タルシス陥落!



外へ出た一行は、街が混乱と騒動の中にあるのに唖然とする。いつのまにか、ドラゴン軍の襲来に遭っていたのだ!
さらに街の中心の尖塔には、大きな影が・・・青いドラゴンが、尖塔の上にからみつくように登って威嚇していたのだ!



その騎乗者は、なんと初めて見る第二のドラゴン卿であった・・・。しかもその体つきは、女性のようだった!?



ともかくここを脱出しなければ!街の裏通りでは、野盗団らが略奪していたところに出くわす。
ファイアボールでザコを叩き、なんとか突破口を開くのであった。

■新たな種族

陥落するタルシスを後に、一行はオーブを探しに、そのまま引き返さず、氷壁城を目指すことにした。
外の世界は、果てしなく白い冬の大雪原が広がっていた。


その途中、一匹のホッキョクグマを襲う、ミノタウロスの群れが・・!ここではこんな種族も闊歩しているらしい。
猫団は熊に味方し、ミノタウロスを倒す。白熊はなついたようで、猫団と共についてくることに。



タルシスを出て3日目の朝。
雪原に、奇妙な船が横たわっている場所があった。そこを調べようとすると、中から突然、オットセイのような二足歩行の種族が現れ、問答無用で攻撃してきたのだ!


鋭い牙を持つこの見慣れない種族は、「サノイ」というらしい。


雪上の移動を得意とし、槍を投げてくる!

なんとかサノイたちを撃退したあたりで、人間の氷の民らが近づいてきた。
彼らはどうやらこの船の持ち主らしい。



雪原専用の帆船アイスボート


氷の民」の長ハラルド・ハーカン。

幸い、先程助けた白クマはこの長ハラルドの相棒「シロ」だった!吹雪の最中はぐれてしまい、それで探しに来たのだった。ミノタウロスに襲われたところを救助したと聞き、喜んだハラルド族長は、猫団をひとまず自分たちの拠点であるキャンプに案内することにした。


■氷の民のキャンプへ


氷壁が見えてきたあたりの平原で、氷の民のキャンプが見えてきた。
ひとまずは、この厳しい冬の自然の中で、安らぎの大休憩が出来そうであった(つづく)


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