猫団DDオンライン

ド ラ ゴ ン ラ ン ス
竜槍戦争本編

第4章:氷壁の白竜

第14話「白のドラゴン卿~新たな地へ」


猫団PCたち  PC名(プレイヤー名)/種族(背景)アライメント、クラス・レベル。
ファイクハイト(TAO) ヒューマン(辺境育ち)混沌にして中立
・ローグ1/ウォーロック5/ソーサラー4
ペテルギウス(てまだ) ヒューマン(ソラムニアの騎士)秩序にして善
クレリック(規律)10
ベライオス(NOMU) ヒューマン(ソラムニア騎士)秩序にして善
パラディン(復讐)6 バーバリアン2 クレリック(戦闘)2
ラオ(ごしま) ヒューマン(上位魔法の塔の赤魔道士)真なる中立
ソーサラー8/クレリック2

主なNPC

ローラナ クオリネスティ・エルフ王家の末娘。天真爛漫で、思ったことをずばずばいう。旅を通して、いつのまに戦士に成長していた
フェアル・サス 氷壁城主として占領している”白”のドラゴン卿。珍しくエルフである。ドラゴンオーブの所持者。
  ギルザナス クオリネスティ王家の次男。ローラナの兄。ドラゴン軍に対しエルフも外へ出て結集しなくてはならないと考えている。
  ソロス・カナン  太陽の評議長で、クオリネスティ・エルフの代表。ローラナやギルザナスの父。ドラゴン軍の猛攻から故郷を捨て、この島に一族率いてたどり着くが・・。
  ポルシオス ギルザナスの兄。だが弟と違い、エルフは守りに徹するべきと保守的な考え。
テロス 猫団と同じ故郷ソレースにいた鍛冶屋。 ドラゴン軍に占領された時に反抗したので右腕を切られたが、ドワーフ王国でアーティファクトの「鉄の腕」を発見し、すばらしい力を手に入れることに。
  ベンソルディ 北の森に住んでいる人間の隠者。

■氷壁城の白竜


ドラゴンオーブを探しに、南極に近づくように氷壁を超えて氷壁城までやってきた猫団一行。ついに氷壁城の最奥にあるホワイトドラゴンの巣までやってきた!


白竜スリートと、それに乗っているのは白のドラゴン卿フェアルサスであった。そして巣には後方にミノタウロスの従者らも控えていたのだ。



白竜の冷気ブレスに対し、こちらも火の玉魔法などで応戦する!

全てを出し尽くして、この大白竜とドラゴン卿を倒したのであった。そしてついにドラゴンオーブを手にする一行。
ここでの目的はようやく達したのであった。


■いざ西へ

ドラゴンの巣から、たくさんの宝とアイテムを得た一行。ここでドラゴンランスとドラゴンオーブという二つのキーアイテムを得たが、特にオーブについては未だに未知な部分が多く、正しい使用方法はまだ知らない有様であった。

そんな最中、フェアル・サスの部屋で見つけた彼の日記より、各地のソラムニアや王国有力諸侯、さらには魔法使いの塔勢が集まり、反ドラゴン軍の同盟の会議を西のサンクリストで行うという情報を得たのだ。ドラゴン卿はこれに対処するために軍を動かそうとしていたようだが、猫団もこの会議に向かい、ドラゴンオーブとドラゴンランスの存在を広く知らしめるべきだと結論に達した。これらはドラゴン軍に対する決戦兵器になりえるらしい。これらを敵が恐れるのが何よりの証拠であった。



だが、この極南の「氷壁城」から西のサンクリストまでは、かなりの距離があった。
まずは、船が必要だ。

そこで「氷の民」の族長ハラルドに外洋船の在処を聞くために、キャンプへ戻ることに。
幸いハラルドが言うには、氷山湾に出れば、かつて打ち上げられたまだ使えそうな船が捨てられているかもしれないという。ハラルドはそこまでの護衛もしてくれて、猫団は無事、海が見られる氷山湾まで行くことができた。


■外洋へ


湾に着いた猫団は、頑丈そうなまだ使える船を見つける。呪文で応急修理(メンディング)をして、長い船旅へ。


♪出航~!なるべくショートカットでサンクリストへ向かうが・・。

だが、もともと捨てられていた船のため、次々と穴が開いて沈み始めたのだ!魔法による応急処置では間に合いそうもなかった!


なんとか南エルゴス島へたどり着く。ただし、船はバラバラになってしまった・・猫団は、陸に打ち上げられる!

■突然のエルフたち


上陸してつかの間、突然エルフたちに囲まれる。ここでは初めて見るシルヴァネスティとそれに従うカゴネスティ(ウッドエルフ)のエルフたちだった。

持ち物を取られ、護送される猫団。
だが数時間もすると別のエルフたちに襲撃される。なんと今度はクオリネスティのエルフらであった!


そして彼らを率いていたのは、あのギルザナスであった!兄の存在にローラナも驚く。パックスタルカス以降一緒に戦っていた彼が、なぜここに?



実はクオリネスティエルフたちは、猫団が去った後に大量のドラゴン軍に包囲され、結局故郷クオリノストを捨ててこのエルゴスの地へ避難してきたのであった。



だがそれはもう一つのエルフたち・・シルヴァネスティも事情は同じのようであった。彼らもなんらかの理由でほとんどが故郷を追われたらしく、その一部がこの地へ移住していた。つまりここは両エルフの隣り合った移住先であり、そして「クオリモリ」「シルヴァモリ」という土地を名付けて、お互い反目していたのだ。

■再会の”鉄の腕”

クオリネスティらは、一緒にいたローラナの縁もあって、宿泊室や食事もくれたりと好待遇であった。
久しぶりにギルザナスの父、ソロス議長や兄のポルシオス、それと久々だったのは、あの同郷のソレースの鍛冶屋のテロス・アイアンフェルドがいたのである。


実はテロスは猫団とともに来たドワーフ王国トルバルディンにて、アーティファクトである「鉄の腕」を得ていた。これはもともとドワーフ王国で発掘された秘宝だったが、サイズが人間サイズのものらしく、ドワーフには合わなかったようで、鍛冶の手伝いをしていたテロスに進呈されたのであった。それを彼は失くした腕の代わりに自ら身体の一部として繋いだのであった。
その後彼はギルザナスとともにクオリノスト救出を手伝ったのであった。

だがこの鉄の腕は、その後のテロスに何度も前世の鍛冶屋の夢を強制的に見させられていた。
それはなんと、ドラゴンランスを製造し、鍛えている鍛冶の夢であった!この腕は、ドラゴンランスの製造者の手だったのだ!

こうしてテロスもこのドラゴンランスの存在を知り、運命を決めた一人であった。

■クオリモリの脱出

エルフモリでは、猫団は賓客として遇されているが、それでもいつでも監視されていた。ドラゴン軍との対立を避ける彼らにとっては、猫団は厄介者ではあったのだ。
そんな最中、テロスがここを脱出して、早くドラゴンランスの事を世に広めようと持ちかける。幸いギルザナスも同調してくれて、彼らの脱出を手伝ったのであった。

こうして猫団はテロス、そして同じ考えのローラナとともにこのクオリモリを脱したのであった。



その夜、脱出した猫団に悪霊グレイレイスが襲いかかる!これは実はテロスの鉄腕がもたらした呪いだというのだ。

■北へ



森の中を逃げていた猫団の前に、ぽつんと一軒屋が。


中にいたのは、ベンソルディという隠者であった。彼は偶然パランサスで会ったローラナを知っており、猫団の事情を知ると、ここから北へ目指せばよいという。その先にソラムニア騎士団の前哨基地があるかららしい。彼は猫団にレアアイテムと体力回復するキャンディーをくれて、家に泊めてくれさえもしたのだった。


一行は騎士団領に入るために、フォッグスヘイヴンの谷を抜けることに。


森を抜けて荒れ地に入ると、飛んできたドラコニアンらと遭遇!ファイアボール連発で撃退する。


そして唐突に巨大なドラゴン像が見えてきた!ここが、どうやらフォッグヘイブンの谷のようだった(つづく)。


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