猫団DDオンライン
ド ラ ゴ ン ラ ン ス
竜槍戦争本編
第7章:玉座の神竜
第17話「魔都ネラーカ」
| 猫団PCたち PC名(プレイヤー名)/種族(背景)アライメント、クラス・レベル。 | ||
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ファイクハイト(TAO) | ヒューマン(辺境育ち)混沌にして中立 ・ローグ1/ウォーロック5/ソーサラー5/ファイター2 |
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ペテルギウス(てまだ) | ヒューマン(ソラムニアの騎士)秩序にして善 クレリック(規律)13 |
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ベライオス(NOMU) | ヒューマン(ソラムニア騎士)秩序にして善 パラディン(復讐)6 バーバリアン2 クレリック(戦闘)5 |
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ラオ(ごしま) | ヒューマン(上位魔法の塔の赤魔道士)真なる中立 ソーサラー11/クレリック2 |
主なNPC
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ベレム | 胸に緑の石を埋め込んでいる謎の男。猫団とは以前、ドワーフのトルバルディン王国で出会っている。この冒険における最大のキーマンとなる。 |
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フィズバン | ソレースに現れて以来、たびたび猫団に現れる謎の老人魔法使い。 |
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ローラナ | クオリネスティ・エルフ王家の末娘。ホワイトストーン会議場で、割れたドラゴンオーブの力と同調し、ドラゴンを操る能力を得た。 |
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ギュンター | 現ソラムニア騎士団長。ホワイトストーン会議に全く期待しておらず、むしろ勝利の鍵となる猫団に望みを託す。 |
■カラマンでの再会
大司教の塔に攻めてきたキティアラの大軍団の猛攻を撃退し見事勝利した猫団。
ここで一気に世界情勢が一変した。
各地でドラゴン軍に対する反攻作戦が開始され、特に善竜と協力関係を得たソラムニア騎士団やパランサスの同盟軍は、各地の戦場で勝利し、その勢力図を塗り替えていったのだ。

東から反攻作戦を開始した同盟軍。そしてついに軍は東の大都市カラマンにまで到達する。
カラマンは緑盾団のおかげもあって、唯一ドラゴン軍を撃退した都市であった。

そのカラマンにやってきた猫団に、久々に再会した人物たちがいた。
一人は、どこにでも現れる老人フィズバンであった。彼はいつものボケ老人ではなく、今回ばかりはまじめな顔つきであった。

「おぬしらに頼みがある。というより、もはやおぬしらしか出来ぬ要件じゃ。」

そして老人は猫団にもう一人の男を対面させる。それは以前ドワーフ王国の地下で見かけた、あの緑の石を胸に埋め込まれた男、ベレムであった。
フィズバン「タキシスをこの世から去らせるには、この男に安らぎを与える必要がある。あの話をするがよい。ベレム」
べレム「そうだ・・そもそも、タキシスが蘇ったのは俺のせいなんだ。・・俺には妹がいた。名前をジャスラという。
俺たち兄妹はイシュタルの神官王に仕える宮廷の下働きに過ぎなかった。ある日、妹がこっそり臣下能の寝室で、ネラーカにあるという緑の宝石・・・永遠の命を得る神々の作った宝石を欲しがっているという独自の情報を得た。俺はその宝石を見つけて王に謙譲すれば、一地方の領主にもなれるかもしれないというちっぽけな欲にからまれてしまった。そして俺は妹と二人でネラーカに旅をした。そしてネラーカのとある神殿の廃墟で・・見つけたのだ。そう、これを・・この緑の宝石を。」
いきなりな告白に、びっくりする猫団たちであった。
ベレム「だが妹ジャスラはそれを止めようとした。彼女はもともとミシャカルの巫女だった。旅の途中、何度も警告を受けたという。その宝石を取ってはならないと。それは神々を造った邪神を封印するための宝石らしい。確かに永遠の命を得るが、ひとたび取ると邪神をも目覚めてしまうだろうと教えを受けていたのだ。・・・・だが俺は欲に負けて、宝石を削ってとろうとした。その時に、馬鹿なことを・・遮る妹を力いっぱい振り払い、その衝撃で背後にあった神殿の瓦礫の棘に妹は刺されて死んでしまった。俺はなんということを・・・!」
後悔するベレム。ただ猫団たちは突然の事実に黙って聞くしかなかった。
ベレム「宝石が手に入ると、俺は全てを悟った。そして後悔だけが残った。だがその場に轟音とともに、恐ろしい五つの竜の首が地底から這い出てきたのだ・・。それは・・女性の声で笑っていたのだ。俺はこの竜に殺されると思い、妹の事も忘れて必死で逃げた。いや、逃げたくなかった、その場で妹殺しの俺なぞ、竜に殺されて当然だと思っていたが・・なぜか足は反対を向いて全速力で走って逃げたのだ」
フィズバン「緑宝石に同調したからだ。それ自身ある意味意志を持っている石だ。危険が迫ると、持っているおまえの身体を利用したともいえる。」
べレム「ああ、それでも何度も竜のブレスに焼かれたさ。普通なら致死量で消し炭さえ残らなかったろう・・だが宝石を抱えて逃げた俺には・・なぜか痛みはあれど身体が燃え尽きたり解かされることはなかった。だがそのうち俺は意識をなくした・・気づいたときには数十年経っていた。・・胸に抱いて一緒に逃げたはずの宝石は、いつのまにか胸の中で俺の身体と同化していたのさ・・。あとの話は、もうわかるな」
フィズバン「この男が封印を解いて宝石を奪ったのは世界一の過ちだが、その宝石と一緒に同化したのは正解だったかもしれん。タキシスにとって、緑宝石は自らを封印させ力を奪うもの。ぜひとも自らの手に持っておきたかった。だが石がこの「歩く身体」を手に入れたおかげで、タキシスは殺すに殺せず、かつ世界を歩き回る厄介な存在になってしまったのだ。だから部下に必死でこやつを探させていたのだろう。しかしおまえさん、よく何年も逃避行を続けられたものよ」
べレム「しかし、もう疲れ果てている。俺は死にたいのだ・・そこで、このじいさんから、とんでもない提案を聞いた。だが・・それにはあなたたちの力が必要だとわかったところだ。それを今、話し合っていたところなんだ。」
フィズバン「もう察していると思うが・・この男の宝石こそ、タキシスを再度封印できるでなろう。いや、成功すればもはやタキシスはこの世界に直接介入は永遠にできなくなる。幸い、タキシスはこのネラーカから動けずにいる。それも霊となったジャスラの力であろう。これがかろうじてタキシスを各地に降臨させずにいる。このタキシスを封じるには、奴のいるネラーカに向かい、この男の宝石を割らねばならん。そして宝石の力は再度タキシスを封印するだろう。だがそれと同時に、この男の不老不死はなくなる・・」
ベレム「俺も死ぬだろう。だがそれでいい。それが俺の願いだ。」
フィズバン「おまえたちはこの男を護衛して、タキシスのいるネラーカの神殿へ向かう必要がある。なぜなら、緑石を唯一破壊できる槌は、ネラーカにある。ネラーカにこの男を護るのじゃ。急がねば、戦争は敵に利をますます与えよう。」
恐らくこれが決定打となるであろう任務を負った猫団。もはや猶予はない。
こうしてベレムと共に敵軍の中心首都ネラーカへ旅立つことに。今回はフィズバンも同行することになった!
■ネラーカにて

タキシスが鎮座しているという魔都ネラーカ・・実は意外とカラマンの近く、南のタマン・ブスク山脈を超えた先にあった。
そこで、ギュンター騎士団長やローラナ将軍(オーブの力が認められ、将軍になっていた)は、同盟軍の軍勢をカラマン近くで引き付けている間、猫団はひっそりとネラーカに侵入する作戦となった。
幸いカラマンには敵軍から鹵獲(ろかく)した飛行竜ドラゴネルが数匹いた。これに乗ってネラーカまで一気に飛ぶことに。

途中、やはり現れたブルードラゴン!戦いの最中、ペテルギウスが地上に落ちるアクシデントがあったが、さすがに高レベルになった猫団は、青竜一匹は障害ではなかった。

そしてついにネラーカへ。街中はドラコニアンや人間のドラゴン軍やゴブリン、オーガらでいっぱいであった・・・まさに魔都だ。
猫団はドラゴン軍士官の鎧を来て敵軍に見せかける侵入作戦をとることに。
ネラーカの中心には、黒い巨大なタキシスの神殿(闇の女王の神殿)が鎮座していた。まさにあれこそ目指すべき場所であった。
実はネラーカにもひっそりと反抗の芽があった。その一つに、タキシスに歯向かうべく組織されたゲリラたちがいるという。それを仕切っているのが、質屋を開くリュートという小男であった。
さっそく彼と接触しに店へ向かう猫団。

質屋リュートは、中央の神殿に入る裏道を教えてくれる。それは街はずれの墓地からの地下道であり、そのまま神殿の地下へつながっているというのだ。
■暗黒のネラーカ神殿へ

教えられた通りの墓地へ。だがそこにはグールやリッチ(!)らアンデッドらが襲いかかる!
アンデッドらを浄化させ、奥の墓から階段を降りる。その先は通路になっていた・・

通路の先は・・確かに神殿の地下らしき場所へ。そこではさっそくドラゴン軍の兵らが訓練していた!一気に殴り込む猫団!

隣の部屋も掃除する。さすがに敵の本拠。敵兵がひしめいていた。

もう一方の隣の調理場には、お馴染みドラコニアンが!
神殿の探索ははじまったばかり・・ラストダンジョンに踏み込んだ猫団であった!(つづく)
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