現実旅団冒険記
サンギュイン・タイド

第1話「人さらいの村」


PC(1→2レベル)

現実旅団  PC名(プレイヤー名)/種族(背景)アライメント、クラス・レベル。
  エムジェド(ヒイラ) ハイエルフ(賢者:ノームの弟子)真なる中立
・アーティフィサー2
  バイツバンド(TAO) ヒューマン(辺境育ち)真なる中立
ローグ2
プリズナー(てまだ) ヒューマン(辺境育ち)混沌にして善
ファイター2
ラオ(ごしま) ヒューマン善
ソーサラー2 
  ワタメィ(NOMU) ティーフリング(貴族)中立にして善
ウォーロック/へクスブレード2


■現実旅団結成

ここは、フェイルーン世界・・・ソードコースト西海岸の「北の宝石」と呼ばれた大都市ネヴァーウィンター

この都市は以前に周辺一帯を襲ったカルト教団やアンデッドドラゴン等の傷跡から立ち直ろうとしていた。
そんな最中、この都市の一角にある酒場「ゴーデッド・ゴブリン亭」にて、今また新たな冒険者たちが結成したのであった。


それは現実に生きる・・「現実旅団」と命名した、冒険者集団の誕生であった。

彼らはある商人の依頼をこなすべく、ここで集まったのだった。


商人の名はフリス・ジャグ。彼は全員にエールを一杯おごると、話をはじめた。

それはここネヴァーウィンターから南東約 30 マイルにある小さな村フェイビスについてであった。
そのフェイビス村が最近苦境に立たされていると語る。

その町では最近、地元住民が行方不明になっているという。フリスは、兄ビルサーがそこで製粉所を経営しており、兄の安否を心配していると言うのだ。
そこで、村の様子を見て原因を確かめ、できれば行方不明者も探してほしいという。二つ返事で引き受けた現実旅団であった。
フリスは去ろうとした時、すれ違いざまに入ってきた男がいた。男は「フリス、またよからぬ儲け話でもしているのか?」と飽きれたように言う。


その男とは、このネヴァーウィンター警備隊長のルーサー・スタラグであった。
フリスは「違いますよ。ルーサー隊長。隊長の兵が動かないから、兄貴のフェイビス村の行方不明事件を彼らに頼んでいるんですよ!」

ルーサーは悲しい顔をして「ああ、すまんな。本当に。今西のほうで謎の墜落した船があるとかで大騒ぎでな。沿岸警備で兵はほとんど出払っている状態だ。人手が足りないのだよ・・。」と落胆して言った。

フリス「わかってますよ。だから今まで儲けた金で、このネヴァーウィンターの周辺の村を救おうって話ですよ。」
ルーサー「そういうことか。すまないな。もちろんどうしようもない時は頼ってくれ。力にはなれるようできるだけする。」

そういうと、ルーサーは昼飯を注文しにカウンターへ向かうのであった。

フリスは現実旅団に「今ネヴァーウィンターはあのルーサー旦那は頼りにはなるがね、それでも兵を出して捜索している余裕はないらしい。だからおまえさんたちに頼むんだ。頼むよ」と言って、簡単な村までの地図とそこまでの食料を渡すのであった。

■怪しい男



こうして、さっそくフェイビス村へ向かう現実旅団。ハイロードを南下し、途中にある村道を東に行くだけであるが・・その途中・・。



ぼろぼろの服を着た奇妙な男が、独り言を呟きながら西へ道を歩いているのに出会う。この男は、どうも魔法にかかっているような感じさえする。何やらただならぬ様子を察した現実旅団は、男についていくことにした。もしかしたら、行方不明の者かもしれないからだ。




男はふらふらと目的地でもあるフェイビス村へ向かっていった。そしてそのまま東の製材所を抜けて東の森の中に入っていったようであった・・。


■フェイビス村にて

男を追いかけるか迷ったが、せっかく当の村に着いたので、まずはここで手分けして情報収集することにした旅団。

製粉所では依頼主の商人フリスの兄ビルサーがいた。彼が言うには、もう数週刊村から7人もの行方不明者がいるという。その中には、彼の妻マギルダもその一人だというのだ。それも誘拐は全て夜に起きており、突然起き上がって去っていく感じであったという。誰かに誘拐させられたわけではないので、長い間事件性もないと判断されていたのだという。

ビルサー「弟がよこしてくれたなら、信じるしかない。妻も探してきてくれ。村の者は・・俺も含めてだが、森へ深入りは避けているんだ。狼とか熊が出るからな。村の者から止められている。頼むぞ・・」
彼は妻を探してくれたら別に礼を出すともいう。それだけ切実な問題になってきたようであった。

村唯一の宿ではジャミッシュという老婆が営んでいた(よってジャミッシュの宿と名乗っている)。この老婆は製粉所のビルサーは妻がいなくなったというのに、探しに行こうともしない臆病な男だと決めつけていた。さらに噂好きのこの婆さんによると、先月に村人4人が行方不明になり、さらに今月になって農場で働いている者や旅行者も3人ほどいなくなったという。そして恐らく10日以上前に出発した交易隊の人々も、その後の消息すら聞いていないので、恐らく行方不明者のリストに入れていいだろうという。

そんな最中、北のグロースウェル農場で新たな手がかりを発見する。
どうやら農場主のハリードが言うには、さらにさっき道であった男は、農場で働いていた一人に違いないという。彼は今にも自分で探そうとしていたばかりであった。

ハリードがさらに、つい最近、ここの数頭の牛と多数の山羊が行方不明になっているという。そこでなんとか彼に農場の現場を見せてもらうと、無数の足跡が踏み荒らされているのを発見した。
さらに捜査をすると、森から伸びる一組の足跡と、森へと戻る二組の足跡を発見した。

・・全ては、森へと示していたようだ!


■血の塔へ

足跡を追って、東の森の中を探索することに。


だが森の中では、さっそく狼たちが襲撃してきた!
初めての戦いに戸惑いながらも、なんとか撃退に成功する。



足跡の先は、森の中に不気味に建っている、2Fしかない半壊の塔があった。

その塔の前では、前にみた奇妙な男と、中年の女がうつろな目のまま、なにやら作業をしていた。
彼らはどうやら殺した山羊や牛を捌いて肉にしていたようだ・・もしかして農場で盗んだ家畜なのか!?
彼らに声をかけても案の定、反応しない。女のほうは、特徴からして製粉所のピルサーの妻マギルダに違いなかった。
どうやら彼らも魔法の魅了のようなものにかかっているとみて間違いないだろう。


旅団が塔の中に入ると、さっそくスケルトンたちが起き上がり、襲い掛かってくる!やはりただならぬ塔であった。

・・・なんとか骨の亡者らを倒し、落ち着いて塔を調べることに。
1Fでは、上と下に続く階段があった。まずは隠密に強いエムジェドが、先行して地下1Fへ様子をみることにした。


そこは真っ暗で、向こうからやってきた1匹のコウモリとすれ違う・・・・なんとも不気味な場所である。・・
・・そこは・牢がいくつかあるようだ・・だが奇妙なのは、そのそばに2つほどの棺が並んでいた事である!


これはヤバすぎる!・・・恐らく圧倒的な力を感じた一行であった。棺に何か(吸血鬼)がいるのは明白であった。だが冒険初心者の彼らに、それを開ける勇気はなかった・・。


ラオ「これ・・もうすぐ夜ですよね~。引き返したいんですがぁ」

気を取り直して2Fへ。
ともかく、他に何かあるはずである。

■蠢く陰謀


2Fは意外ながらも、書斎がそのまま残っていた。いや、最近まで何か使われていたようである。
机を調べると、いろいろな書類がや書簡が山になっていた。

書類の中には、まず、エルフ語で書かれたこのあたり・・ネヴァーウィンターとそのソードコースト周辺の市町村が描かれていたのだ。特にサンダーツリーやコニーベリーなど特定の町が「不適地」と断じられている。一方、レイロン、ハフツリー、バラトンといった小規模集落は「開拓済み」と記され、ネバーウィンターに居を構える「領主」あるいは「監督官」が進捗に満足しているとの記述もあった。



・・・そして特に南のレイロンに強調して「重要」とあるのだった。
そしていくつかの書類には、「教団」「移住計画」といったワードがあり、地図の適地や不適地はその選択場所であろうか?

・・ともかく、すっかり夜になりそうなので、いったん旅団は村へ帰る事にした。
夜は・・アンデッドにとって有利でしかないからだ!


村への帰り道・・・途中で巨大な狼・・ダイアウルフとその子分御一行に出くわす!
昼間の狼たちのの親分格であろうか?・・ともかくヤバさを悟った一行は、隠れてやりすごすことにした・・!



なんとか森を抜けてフェイビス村へたどり着く。・・・明日、明るいうちにあの塔へ戻り、誘拐された村人たちを救わなければならない現実がそこにあった・・(つづく)

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