猫団dd5版リプレイ 

ティアマト昇臨

第12話「極北の地へ」


PC 名前(プレイヤー) クラス所属等
モルダー(TAO) クレリック(シルヴァリームーン)
アルベルト(nomu) ウィザード(ブレードシンガー/ハーパー)
ルメス(tera) ローグ(破滅のエージェント/ゼンタリウム)
ラオ・レイラン(ごしま) ソーサラー(ウォーターディープ)
鬼灯(てまだ) ファイター(ミスティ・ハイフォレスト)
ガーランド(mumu) パラディン(ネヴァーウィンター)
セフィロス(sak) パラディン(ウォーターディープ)

前回、居座っていたカルト教団とホワイトドラゴンを倒し、クラウドジャイアントの元居城だった空飛ぶ城「スカイリーチ城」を手に入れた猫団。



だがそこに一匹のカラスが。その足元には手紙が添えてあった。
急ぎウォーターディープへ戻られたし。君たちの報告を待っている」とあり、送り主は2話で出会ったあのレオシンであった。



大都市ウォーターディープへ着く寸前、クラウドジャイアントたちからも連絡が入る。この空飛ぶ城を返却して欲しいという要請であった。
ジャイアントと事を構えたくないと判断した猫団は、これに同意する。

★ウォーターディープ 第1回会議



すでにウォ−ターディープには対ドラゴンカルトのための各勢力代表会議が開かれていた。
猫団は今までの活動を報告することに。

そこには、各代表団の姿が!(ただしゼンタリムの代表や謎の女性はここに参加していない)

評議会は猫団にそれまでの活動とカルトの侵攻状況についての報告を要請した。
それによる各勢力の評価が関わっていた・・この評価次第で、援軍の是非が決まるのであった。

最初、猫団が最後に確保したクラウドジャイアントの浮遊する城スカイリーチ城の確保には、誰もが喜んだ。
しかし、その城を巨人に返却した事は、みんな褒める中ただ一人だけ、ミスリルホールのブラウンナヴィルは猛反対したのであった。

ブラウンナヴィル「せっかくの城を!あれさえあれば、空から大軍を輸送できたではないかっ!」

何度も強敵に侵攻されたミスリルホール代表ゆえの発言であったが、誰もがクラウドジャイアントを敵に回すのを良しとはしなかった。

その後は、猫団の活躍を聞き入った評議会は、各自に評価を下していったのであった。まず、最初の村グリーネストを守備していたドワーフのフラムは、猫団がいなければグリーネストは制圧されていたと語る。
さらにレオシン救出には、当のレオシンがしっかり報告してくれた。
さらにレオシンが発見した敵駐屯地でのドラゴンの卵は、猫団が発見して壊した事で、論議を呼ぶ。
そして浮遊城にて敵幹部のラズミアを浮遊城で倒した事は、大きな成果と誰もが喜んだ。
だがそこにいたレッドウィザードの幹部ラスモーダーを取り逃がしたことは、全員が残念がったのであった。

第1回評議会結果

ハーパー ガントレット騎士団 エメラルド団 レディレイラル
(ウォーターディープ))
ダグルト卿
(ネヴァーウィンター)
ブラウンナヴィル
(ミスリルホール)
メランドラッチ王
(ミスティハイフォレスト)
ウルダー司令官
(ヴァルターズゲート)
タエリン
(シルヴァリームーン)
イスイテヴァル卿
(コアミア)
浮遊城(スカイリーチ城)確保 2 2 1 1 2 1 1 2 1 1
浮遊城巨人に返還 1 1 1 1 1 -2 1 1 1 1
フラムに協力 - 1 - - - 1 - 1 - 1
レオシン救出 1 - - 1 - - - - 1 1
竜の卵を破壊 -1 1 -1 - -1 1 1 1 - 1
黒将軍ラズミアを殺した 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1
合計 4 6 2 4 3 2 4 6 4 6


会議が終わるや否や、ウォーターディープじゅうに謎の野太い角笛の音が鳴り響く。





皆が驚く中、今回の会議主催にしてウォーターディープ代表レディレイラルがそっと猫団に近づく。

「あれはドラゴンを招集するための魔法の角笛ダラコーン。あの音が何を語っているかは不明ですが、少なくともどこから吹かれているのはわかります。」



レディ・レイラル「ただ一人、”紅のマッカース”と呼ばれているティーフリングのソーサラーがいます。 彼女ほどダラコーンについて知っている者はおそらく誰もいないでしょう。けれども彼女が属しているアルケイン・ブラザーフッド(という魔法ギルド) は3年間彼女とは会っていないらしいのです。 彼女が姿を消したのは、ちょうど”動く氷の海”を調査していた時でした。」



動く氷の海へ・・・

紅のマッカースを探しだす事が、どうやらダラコーンの招集の秘密につながるようだ。
猫団は極北目指すことに!


ウォーターディープからロングシップ船で直接向かう猫団。極北への長旅がはじまる。




途中、沿岸で白熊に襲われている現地人を救う。
彼に寄ると、大きな村がもうすぐあるという・・。




だがその途中、サハギンの襲撃も!やはり海は怖い!



二週間以上経ってようやく見えてきたその村オヤビゴン・・は、遊牧民のアイスハンターという名前で知られる現地人たちが寄り添っていた場所だった。なぜか遊牧民なのにこんなに大所帯で密集していた!

村民はどうも猫団を受け入れる様子はないようだ。それもそのはず、どうやら村人全員何者かに恐怖で支配されている兆候が見られるからだ。


猫団は夜陰に乗じて村の奥へ忍び込む。村の背にある丘には巨大な洞窟の竪穴が隠されていた!



中には、器用に魔法書や巻物を整理しているアイストードらが見張っていた。彼らは攻撃すると、巻き舌で拘束する能力を持つ!



その奥で温かい急ごしらえのテントのような場所があった。そこで暮らしていたのが、あの紅のマッカースその人であった。


紅のマッカース


彼女によると、ここを仕切っているのはドラゴンカルトに協力している巨大なホワイトドラゴン「アラザーター」だという。出会った時はドラゴンに殺されそうになったが、幸いにもアラザーターはマジックアイテムの研究に興味があった。そこでマッカースを魔法の研究をさせ、そばに置くよう軟禁状態にしたのである。
そしてこのドラゴンこそ、オヤビゴン村の民を縛り付けて使役させている本人でもあった。

アラザーターを倒して村そのものを開放することにする猫団!


洞窟をさらに探索する。アイストロールのお出迎えも。


前線要因が少ない猫団にとって、脳筋トロールは厄介である。


そしてさらに階層を降りたこの洞窟。そこは・・気温-40度でバナナで釘が打てる世界・・。
たちまち身体も凍りつき、消耗度が半端ない・・。


奥にいたアラザーターに、さっそく決戦を仕掛ける猫団!


強力なドラゴン攻撃に加えて、−40度の最悪な環境は、猫団員の体力を奪っていく!
敵はドラゴンだけではない・・環境もだ!



ドラゴンをなんとか倒すと、オヤビゴン村にはまるでそこに何もなかったかのように、村民たちは散らばって出てっていった。ドラゴンの束縛が解けた今、もはやこの地に留まる必要もなかったのだ。

猫団は紅のマッカースを救助したことで、アルケインブラザーフッド魔法ギルドの協力を得ることに成功する。
カルトに対抗するための同盟に、一つ心強い勢力が加わったのだ!(つづく)


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