ファングス・ウォー (ゲーム内ルール編) ここでは、劇中で使われるローカルルールについて解説します。 ■支給ポイント PCとその従者が生き残るために必要な資源は、この冒険の中では「支給ポイント」として抽象化されます。支給ポイントは1ポイントで、1人の人間を1日生き延びさせることができ、2リットルの水分(きれいな水、またはエール、ブロス、サイダー、ヤギの乳、羊の乳)と3~5ポンドの安定した食料(リンゴ、ベリー、パン、干し猪肉、干し鹿肉、ハードチーズ、キノコ、ナッツ、漬け物、鱒の燻製)で主に構成されます。NPCたちは即席のリュックサックに詰め込んだ瓶や壺、カバンや袋などでこれら資源を運びます。また保存食1日分と真水2リットルを合わせても1支給ポイントになります。 支給ポイントを消費しないと、「消耗1レベル」になります(ルール10章「冒険」の消耗の項目参照)。つまりキャラクターを維持することはできるが、注意力が散漫になり、イライラしやすくなる。これが3日目になるとさらに消耗が2レベルになり、以降2日毎に回復しないと消耗レベルは1ずつ上昇します。 ■シェルター(寝床) おそらく食糧よりも重要なのは、基本的な風雨からの保護でしょう。ここニール地方は温帯で、特に森では小雨が頻繁に降る。シェルターには廃屋、洞窟、小屋、廃墟、テントなどがあります。シェルターがすぐに利用できない場合、キャラクターは難易度15の土木知識(CON)チェックに成功し、1時間の作業を行なえば、中型クリーチャー1匹に十分な一時的シェルターを建設することができます。シェルターなしで寝ると寒く、しばしば濡れるため、キャラクターは風雨にさらされ、翌日に消耗が1レベルになります。2日目もシェルターなしで寝た場合、疲労で目が覚め、その疲労は一晩休めるシェルターを見つけるまで続きます。夏の数週間、森の夜は暖かく、十分に晴れているので、異常な寒波や降雨がない限り、キャラクターは快適に眠るためにシェルターを必要としません(GMの裁量)。環境対策呪文や儀式等の効果下にあるクリーチャーは、シェルターなしで寝ても疲労しません。
■NPCクラスと任務 ある時点で、PCたちは難民とともに行動します。しかしPCだけの力ではどうにもならず、この難民たちの中から何人か訓練して逃避行の生存を助けるNPCに成長させることができます。 初期では、「民」という形の平凡な能力(鎧はなく全防御値は10、hp6、技能も全て-2判定される)です。 これをPC1人が「訓練」することで、「民」から以下の4つの「NPCクラス」に成長させることができます。民はさらにPCレベル以下までレベルアップもできます。成長表も同様のを使います。(たまにはじめから「戦士」もいますが、これは戦士系のクラスになっている難民です)
●NPC任務:NPCは1日1回、仕事を1つこなすか、PCに代わって技能を使用することができます。以下は最も有用な仕事の種類のリストです。(もちろん、プレイヤーのアイディアで他の仕事を生み出してもよい)
以下の固有キャラクターは生存していると特別な能力を持っています。
■報酬 生存者の一団を森で生かしておくことは容易なことではありません。生き残っている難民たちは毎週、感謝で生存者1人につき最高10gpの贈り物をPCたちにくれます。これは彼らがファーエンダーから逃れたときに持ってきた品物であったり、森を偵察しているときに見つけた捨てられた宝物であったり、暇なときに作った装備品、巻物、ポーションであったりします。 1ページ目へ |