善・悪
この二極の戦いは、神話時代から始まっていた。(ザーラン・スラーティアのゴッドハルマゲドン)
スラーティアを《善》とするのは、スラーティア宗教側の見方である。
・現在はアルセナム大陸文化圏の発展にスラーティアの宗教勢力が貢献しているため、非常に大きな力を持っている。
・南ベルゼンティア大陸やダークベール島等の一部地域では、「混沌の軍隊」と呼ばれるザーラン勢力が大半を占めている。
・また中立勢力も各地に分布しており、法や混沌による多層の勢力も重なり分裂した状態である。
神々の力
古代魔法(ハイ・ルーン)による世界支配が長く続いたため、もはや神々の直接による支配は不可能になっている。また宗教による信者の分裂化もみられ、間接的な力を及ぼすことしかできなくなっている。(それが僧侶の白魔法である。)
神と生物
神は全ての人類の心にはなく、信仰者を通してしか事実上の力を与えられない。
人々はより実用的な魔法に手を染めたり、徐々に無信教の者が現われている。
・異端者に対しても、神は直接には手を下せられない。だが、熱心な信者一人一人を通して神の強大なパワーを導く事が希にある。これらは奇跡と呼ばれている。
・エルフは信仰を捨てた者がほとんどだが、古代魔法信者は多い。ゆえに最近はエルフの神「アルファ」を奉ろうという組織をはじめ、人間の宗教組織に入信する者も多くなっている。
・ドワーフは地の神々、ノームやハーフリングは若干名だが信仰をしている者もいる。
・他の生物(オーク、ドラゴンも含む)も信仰深き者がいる。ゴブリンシャーマン等はその典型である。
教団と神
同じ神を崇める教団は広く分布しており、地域によって、もしくは戒律の解釈の違いで異なる教団も複数存在する。それらは国境を越えて第二の勢力と化している。教団とは、神の意思に関係なく人間らが社会の規律上組織されたものとみていい。
(信仰の力が分化したがゆえ、神の力が弱くなったとする説がある。)
また、同神異教団で異なる解釈の教団の例もある。(異端のエトワイデ派スラーナなど)